お正月の連休、直島・犬島（いぬじま）・豊島（てしま）へ行った三日目です。
一日目、二日目は直島をゆっくり観光。
三日目は犬島と豊島を一日で回るので少し早足です。
9:20発の豊島・犬島行きの船に乗る為、つつじ荘からバスに乗って宮浦港へ。
まず目指すは犬島です。
犬島の滞在時間は2時間半。犬島精錬所美術館と家プロジェクトへ
直島の宮浦港で犬島行きのチケットを購入。
9:20発の豊島・犬島行きの船はほぼいっぱい。
連休にしては観光客が比較的少ないであろうお正月でもこれなので、GWや夏休みなんかは恐らく相当準備して早めに行動しないと乗りたい船にも乗れないかもなので、その時期に行かれる方は早めの行動が吉です！
8年前くらいに来た時とは明らかに観光客の数増えてますね。それも海外の人が日本人より圧倒的に多いです。
直島（宮浦港）から船に乗って約50分。犬島へ到着。
《犬島》
古くから銅の製錬業と採石業などで隆盛をきわめてきた歴史があり、現在も残る当時の遺構が独特の雰囲気と景観を醸し出している。また、2008年の犬島精錬所美術館開館、2010年の瀬戸内国際芸術祭以降は、現代アートの島としても知られるようになっている。Wikipediaより
途中の豊島で降りる人が多いですが、4/1程度の人は犬島へ。
私たちが犬島へ訪れたのは今回で2度目。
チケットセンターで美術館と家プロジェクトの共通チケットを購入。
※荷物が多い人は、チケットセンター横にコインロッカーがあり、スーツケースのような大きい荷物はチケットセンターで預かってくれますよ。
まずは向かうは犬島精錬所美術館。
中に入ると「あ〜こんな感じだったな。」と以前来た時の事を思い出す。
屋外の精錬所跡地を抜け、屋内の美術館へ。
二人以上で行った人にぜひ試して欲しいのが、屋内の美術館内に入ると一人が先に歩き、一人は入り口付近で動かず先に歩いてる人の姿を後ろからずっと見る。
先に歩いた一人が突き当たりまで到着したら手を振って合図して、次は歩かず待ってた方の人が歩き、もう一人は出口付近でそれを見る。
なんとも不思議な感覚になります。
勿論一人で見ても十分美術館の魅力を味わうことはできますよ。
犬島精錬所美術館の後は、ゆっくりと精錬所跡を散策。
犬島精錬所跡地は負の遺産でもあります。
そういった事も含めて少し考えたりしながら辺りを散策。
美術館、精錬所跡地を見た後は犬島の家プロジェクトを回ります。
犬島の滞在時間は二時間半。
時間が余る事も足りない事もなく、二時間半あれば美術館と家プロジェクトをゆっくり回るのにちょうど良い時間。
そうしてこの島、犬島なのに猫が多いです。
港に戻り、13時発の船に乗る。次は豊島です。
豊島の滞在時間は3時間。猫好きにはたまらない島
犬島から約30分で豊島へ到着。
電動自転車をレンタルして目指すは豊島美術館、の前にランチにしようと豊島美術館近くの食堂101へ。当日は恐らくオーナーの女性一人でやってて、今の時間は提供に時間がかかってしまいます、との事だったので、あまりのんびり出来る時間もなかったので、そこでのランチは諦めました。
食堂101は古民家を改装したお店でとっても雰囲気も良かったので食事したかったな〜。
午前中の犬島はどんより曇っていましたが、豊島に着く頃には天気も回復してきました。そうして豊島美術館に到着。
海と空と段々畑の中に突如現れます。
豊島美術館は無になれる美術館
豊島美術館入り口、学芸員の方から「明け方降った雨も展示の一部になっております。足元にお気をつけください」と説明を受ける。
美術館の中に足を踏み入れる。静かです。冬のひんやりとした豊島美術館。夏は涼しくて気持ちがいいのかな。
ジーッと作品を眺める。見てて飽きない。足元に気をつけながら美術館の中を歩き、自分のお気に入りの場所を見つけて座る。
座って作品をジーッと見る。面白い。
少しマナーの悪い海外の観光客がどうにか隠れて写真や動画を撮ろうとしてて学芸員に何度も注意されてる。
写真や動画を撮りたくなる気持ちも分かるけどマナーは守ろうぜ。
豊島美術館を出た後は、隣の豊島美術館カフェへ。お土産も売ってます。
ランチを食べそびれたので、そこでオリーブライスとレモンケーキを頂いて、両方とも美味しいんだけど特にオリーブライスがかなり美味しい。お腹が減ってたからか？レシピが知りたい〜。
そうこうしてるうちにそろそろ港へ戻る時間。
豊島美術館への行きはほぼ上り坂なので、帰りはほぼ下り坂だぜ。ヒャッハーと港まで戻ると、なんとも盛大なニャンコ集会が開かれてるではないか！
犬島でもそこそこの規模（６ニャンコくらい）の集会が開かれてましたが、10ニャンコ以上集ってる？！
猫の集会に混ぜてもらいご満悦のはな夫。写真に写ってない猫もいます。
直島、犬島、豊島、それぞれの島で猫達に沢山出会いましたが、結構触らせてくれる子が多くて、動物好きの私たちは猫との触れ合いの時間も結構とられましたね〜。
豊島の滞在時間は約3時間。メインは豊島美術館のみだったら3時間でも十分ですが、他も色々のんびり回るには3時間じゃ足りない。
16:25発の船に乗って本島（岡山県の宇野港）へ戻る。
本島へ戻ると「あ〜日常だ〜」とモノ悲しい気分になっちゃう。
そうして、私達の二泊三日 直島、豊島、犬島旅行は無事幕を閉じましたとさ。
旅を終えて
直島・豊島・犬島は本当に海外からの観光客が多いので、どこのお店も美術館もとりあえず英語ペラペラな人が必ずいます。
そして地元の年配の方も沢山施設に携わってて、ジャージ着たような地元のおじちゃんからアートの説明を受ける事もあるし、そのおじちゃんもまさかの英語ペラペラだったりでオォ！と思ったり。
若い学芸員だけじゃなく、地元の人達も一緒に島を盛り上げててとても素敵な事だなと思います。
美術館や展示物の感想なんかは私の語彙力では上手に表現できず、もちろん中は写真も禁止なので何が何だかわかんねーよ、だと思いますが、実際に足を運んで目で見ると色々な感情が出てきます。
圧倒されたり感動しり。意味わかんなかったり。
ネット上にはもっとちゃんとしたレビューも沢山ありますが、美術館の中の展示に関してはあまり予備知識を入れずに、ぶつけ本番で体験した方が絶対に感動すると思います。
直島・豊島・犬島、あまり便のいい所ではないですが是非足を運んで頂きたい場所です。
詳しくはベネッセアートサイト直島
