日々是好日。二人暮らし。
旅行/おでかけ

呉散策・てつのくじら館と大和ミュージアムに行ってきた

てつのくじら館

先日、広島県は呉市(くれし)にある「てつのくじら館」と「大和ミュージアム」に初めて行ってきました。
私が住んでいる場所から呉(くれ)という場所までは車で1時間程度なんだけど、そうなると逆に「いつでも行けるしー」となり、今まで行った事がなかったんですね。

初めての大和ミュージアム

大和ミュージアムは知らなくとも「戦艦大和」は聞いた事あるのではないでしょうか。

大和(やまと)
大和型戦艦の1番艦。2番艦の武蔵とともに、史上最大にして唯一46センチ砲を搭載した戦艦でもあった。呉海軍工廠で建造され、昭和20(1945)年4月7日、特攻作戦に参加して沈没した。Wikipediaより

それはそれはとんでもなく大きい戦艦。海に沈められて、今も引き揚げる事が出来ず海に沈んだままの大和。
そんな大和や呉の軍事的な歴史の博物館です。

展示されている1/10スケールの戦艦大和。
大和ミュージアム
ちゃんとしたキャメラを持って行ってなかったからスマホで撮ったんだけど逆光だわでかすぎだわでうまく撮れないね〜。
これの10倍ってどんだけ〜。
戦艦好きやプラモデル好きなら超ワクワクしそうです。

目玉はやはりこの大和の展示なんだけど、展示物の中には戦時中に命を落とした人たちの写真や家族に宛てた手紙なんかの展示もあって、それを読むとね、胸が締め付けられました。
まだ本当に若い青年がお国の為に死ぬ覚悟を持って、残される家族に宛てた手紙。
また家族に会いたいと思う気持ちや、自分は元気です、心配しないでくださいと。
兄弟に「母を頼む」、とどんな気持ちで書いたんだろうと思うとね、言葉が出ない。
今、こうやって平々凡々と暮らしている事がどんなに幸せな事なのか。
そんな事をね考えさせられる大和ミュージアムでした。

てつのくじら館って何?

そうして大和ミュージアム目の前にあるのがてつのくじら館。
てつのくじら館とは

海上自衛隊呉史料館
広島県呉市にある海上自衛隊の広報を目的とした施設で、愛称は「てつのくじら館」
展示の目玉は国内では初めてとなる実物の潜水艦の屋外展示で、この潜水艦は実際に海上自衛隊で就役していたゆうしお型潜水艦の「あきしお」 (SS-579) である。Wikipediaより

上記の通り「てつのくじら館」は愛称で正式名称は「海上自衛隊呉史料館」。
その名の通り海上自衛隊の施設です。なんと入場は無料!

海自カレーが食べたい!!

実はこの日、一番楽しみにしてたのは、このてつのくじら館の中のカフェで食べられる海自カレーを食べる事!!

呉の海自カレー
呉海自カレーでは、海上自衛隊・呉基地に所属する艦艇等で食べられているカレーを、呉市内の飲食店で食べることができるとっても美味しい取り組みです。
各店は海上自衛隊の調理員から直接作り方を教わって味を忠実に再現、さらに艦長から「これはうちのカレーだ!」と認定していただいた特別なカレーです。呉海自カレー公式HPより

詳しくはコチラ→呉海自カレー公式ホームページ
呉海自カレーは船によって味付けもバラバラだから認定されているお店でも味はバラバラな模様。
色々なお店があるけど、そこは海上自衛隊の施設でもあるてつのくじら館のカレーを食べてみたいな、と思って。てつのくじら館のカレーはもちろん「あきしお」艦長認定のあきしおカレー!
てつのくじら館に着いたのは13時前。
てつのくじら館とりあえず展示物は後にして、カフェに直行!(大和ミュージアムより先に行ったよ)

はな子
はな子
カレー!!
カレー!!

お店は食券タイプ。

はな子
はな子
カレーのボタンはどこ?!!




はい、売り切れでした・・・。
悲しす。
いや、売り切れの場合も多いとの情報は見てたんだけどさ、13時なら大丈夫かな?って思ってた私が甘かったんですね。はい。
でもお腹は空いたし、他のお店で海自カレー食べるっしょ!って事でてつのくじら館から歩いて10分くらいの所にある海自カレーがあるお店に行きました!
お店は「海軍さんの麦酒舘」という所。ここは麦酒館つう事で、ビールも有名です。

昼からビールとカレー。
最高かよ。
呉海自カレー

呉海自カレー
こちらのカレーは潜水艦「はくりゅう」認定カレー。
車で来てたので夫はコーヒー…。すまねえ。一人で飲んで。
ここのカレーは、見た目通りすごく素朴な味なんだけど、ただ素朴なだけじゃなく、美味しくて飽きずにいつまでも食べ続けられる味。とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。
お土産に海軍ビールもちろん買って帰りました。

そうして再度てつのくじら館へgo。
てつのくじら館
目の前の赤と黒のでっかいくじらみたいなのが本物の潜水艦。実際に使用されてた「あきしお」。
てつのくじら館は海上自衛隊の歩みやどうやって機雷除去をしているのか等の紹介。これもなかなか面白かったです。特に夫はなんかワクワクしてましたね。
後は海自の人たちが船の中でどんな生活を送っているのか、食事はどんな物を食べてるのかなんかも展示してあって非常に面白かったです。「ベッド狭過ぎだろ!」とか「ご飯うちより豪華じゃね?」と。
後は「あきしお」の中に実際に入れるんですね。
本当にこれが海に潜ってて、中で海自の人たちが働いてたと思うとすごいなと。と。そうして怖くもある。だって海の中だよ。逃げ場なしだし怖いよね。
ボタンが鬼のようにあって「これ海自の人、全部覚えてるのかしら?」と思ってみたり。
潜水艦の中に入るのも初めてだったのでこれも楽しかったです。

ちなみに大和ミュージアムとてつのくじら館のすぐ後ろには広島でブイブイ言わしてる「ゆめタウン」というスーパーがあるんですよ。
このゆめタウンの創業者は戦時中、伊四百型潜水艦(伊400)という潜水空母に乗ってた人で、本当は特攻に行く予定だったんだけどその前に戦争が終わって生き延びた人なんです。
戦後は闇市で干し柿を売り、そこから今の巨大スーパーまで一代で作り上げたすごい人。
以前NHKのヒストリアで伊400の乗組員の話やってて、最後インタビュー受けてたその生き残りの人がゆめタウンの会長って出て、めっちゃ広島人ざわついたよね。(私ももちろんその時初めて知った)

という、最後はローカルな話になってしまいましたが、近いからいつでも行ける、と今まで行ったことのなかった大和ミュージアムとてつのくじら館。天気もよく、カレーも美味しく、海もキラキラで行ってみてよかったです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。